探求・天知道


星よ さようならを云うのはよそう たとえ今夜が終りを告げても 明日の夜には又逢える

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炎はリアルがイイ@「炎の中の美女」

禁煙パイポが発売された1984年11月放映、
資産家の妹役に久保菜穂子さんをお迎えしての「炎の中の美女」やっと観た。

明智センセが鳩野家に侵入(←違)して
すぐさま「危険な人が来たわ」との久保さんの表情が固定するのが面白い。
そりゃ新東宝時代に様々な手を使って追い回されてますから…(←コレも違)

80年代にもなるとフィルムの性能が高感度になり
セットや演技に荒さが出てきても不思議ではないのに
オイルショックの重さをすっぱり忘れた日本人が
やがて来るバブル崩壊など予想もしていなかった時代の
濃厚な化粧のケバケバしさだけが際だつ位。
まあそれも日本の歴史だったかと。

マジで焚かれてる炎の中を
兇悪な渋顔でヒロインをさくさくお姫様抱っこして
そこに「エロティックな窮鳥」を見いだしなでなでさすさす癒すセンセ。
(そりゃ鳩野だから鳥だわな)
冒頭から魅せすぎですっ!
(まあ今回はご体調を意識したのかアクション少なめなのでやらねばならなかったのか…)
浪越警部の鯛の目シーンも気合い入ってましたねー。

時代的にか江戸川乱歩らしい陰鬱な影は少し控えめで
キッチュな「地獄」的おどろおどろしさはあまり感じられませんでしたが
センセがラストでライトアップして仁王立ちして
犯人の仕業を暴くシーンは、舞台観てるようでご立派でした!

センセのご体調もあったのか
「節煙」度が増していて
絶滅危惧種のスモーカー視聴者には、
文代さんの睨みがキツイのですが
エンドシーンで吸えた1本はさぞかしセンセも美味しかったことでしょう。
お父さんの体を心配してはいるけど
美味しそうな顔を見たら1本くらいは…娘心はそう思いますし
娘を思う父親は、「今日は少し控えようかな」
なんて思うなあ…という父性愛に満ちた作品でございます。

半年後のセンセの急逝を知っていると
今思えばカウントダウンのようなシーンが多く、
天知ファンとしては違う意味で泣けます…
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Author:うつほ
北海道★ド田舎極小PCスタジオチーフ。
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パソコンが仕事なのに視神経脆弱…よって近況は→ うつ咆吼

日本の誇れる名優・天知茂さまの
大ファンです♪


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